寸法の考え方

完成寸法と裁ち切り寸法の違い

入力した幅・高さが、そのまま布を切る外寸になるわけではありません。縫い代や型紙の種類ごとの線を分けて読みます。

完成寸法は入力した仕上がりの幅・高さです。巾着の上辺は折り線、左右と底は出来上がり線で示します。裁ち切り寸法は縫い代などを含めて布に引く外形です。日々の型紙では、赤い線が裁ち切り、濃色の破線が出来上がり、青系の一点鎖線が折り線です。

同じ入力寸法で型紙の種類を比べる

幅100mm・高さ150mm・縫い代10mmとし、巾着のひも通し幅だけ30mmにした架空の入力例です。

種類裁ち切り寸法追加される線・部分出力数
平面ポーチ120 × 170mm幅・高さの両側に縫い代10mm同じ本体2枚
巾着120 × 200mmひも通し幅30mmと、上端の折り線同じ本体2枚

どちらもこの寸法ならA4の1ページに収まります。巾着は高さにひも通し幅が加わるため、ポーチより30mm長い裁ち切りになります。出来上がり高さ150mmは両方で同じです。

計算式で確認する

平面ポーチ:裁ち切り幅 = W + 2S / 高さ = H + 2S
巾着:裁ち切り幅 = W + 2S / 高さ = H + C + 2S

この例では W=100、H=150、S=10、巾着のC=30です。巾着の上端側には端処理用の補助折り線がSの位置、ひも通しの主折り線がS+Cの位置に描かれます。線は折り位置を示しますが、生地に合わせた縫い方やひも口の処理手順までは指定しません。

トートでは本体と持ち手を分けて見る

平面トートは、本体の高さに30mmの見返し相当が加わります。幅300mm・高さ350mm・縫い代10mmなら、本体の裁ち切り寸法は320 × 400mmです。入力した持ち手寸法からは別の帯型紙が作られます。具体的な持ち手の数値とA4ページ割りはトートの作例で確認できます。

選び分けの目安:四角い平面パーツだけ作図するなら平面ポーチ、ひも通しの折り線が必要なら巾着、独立した持ち手も一緒に作図するなら平面トートを選びます。このツールはファスナー、底マチ、曲線、立体的なサイズ調整を作図しません。

使い方

  1. 用途に合わせて型紙の種類を選びます。
  2. 仕上がりの幅・高さを入力し、縫い代など種類固有の値を別の入力欄で指定します。
  3. 結果では入力寸法ではなく、裁ち切り寸法と折り線を見分けて確認します。
  4. A4印刷ではページ数と各ページの50mmテストスケールを確認します。

寸法を入力して型紙を作る